"Copains comme COCHONS"は直訳すると豚のような友達だが、フランス語の言い回しで強い友情で結ばれた友達を意味する。
今作はバスク地方のシャルキュトリー、LOUIS OSPITAL ルイ・オスピタルのディレクターであるÉric Ospital エリック・オスピタルによる書籍だ。
Bayonne バイヨンヌでシャルキュティエのCAPを取得後、パリのシャルキュトリーで働き始めた。
その後マドレーヌ広場にあるFauchon フォションで勤務、その際にChristian Constant クリスチャン・コンスタンやYves Camdeborde イヴ・カンドボルド、Christian Etchebest クリスチャン・エチェベストといった偉大な料理人と友人になったそう。
バイヨンヌに戻ってからも地元の畜産農家と協力しあいながら厳格な育成期準を設け、高品質なシャルキュトリを作り続けている。
ブランド豚であるIbaiama イバイアマなど彼が生み出す製品は非常に高い評価を得ており、友人である先ほどの3名のレストランやJoël Robuchon ジョエル・ロブションやHeston Blumenthal ヘストン・ブルメンタール、Thierry Marx ティエリー・マルクスといった著名なシェフもレストランで取り扱われているそうだ。
今著ではÉric Ospital エリック・オスピタルの顧客であり友人でもある料理人達がルイ・オスピタルで販売されているシャルキュトリを用いたルセット75点を紹介しており、その一つ一つにお勧めのワインも解説されている。
同じ品質のシャルキュトリを手に入れるのは難しいかも知れないが、料理のアイデアとして非常に参考になる1冊だ。
édition: Tana社
192ページ
フランス語
2018年刊行
サイズ:縦 26cm×横 22cm×幅 3cm
ISBN: 9791030102673