1889年に創業したフランスのタイヤメーカーであるMICHELIN ミシュラン。
ガイドブックのGuide RougeやGuide Vertも有名だが、そもそもは自動車旅行が活発になればタイヤの売上が上がるのではという計画からスタートしたもので、ガイドブック自体は1900年のパリ万博の際に発行されたそう。
ミシュラン・ガイドと言えば一般的にGuide Rougeを指すが、星の数によるその評価の影響は非常に大きい。
飲食に携わる人にとってはタイヤメーカーとしてのミシュランよりもガイドブックのミシュランの方が印象が強いのほどではないだろうか。
現在は日本を含め世界中で毎年発行されているミシュランガイドだが、今作はその書籍版にあたり、個々のレストランではなく各国の食文化について言及したものだ。
フランスはもちろん、イタリア、スペイン、イギリスといったヨーロッパ、アメリカ、ブラジル、日本、中国、シンガポール、タイなど25カ国が紹介されており、著名なシェフやレストラン、代表的な料理、伝統的な料理や菓子とレシピ、食材、祭りやイベント、ストリートフードなどあらゆる角度からその国の食文化に迫っている。
世界中を旅しながら楽しみ、学ぶ事ができる1冊。
édition: Martiniere 社
384ページ
フランス語
2019年刊行
サイズ:縦 31cm×横 24cm×幅 4cm
ISBN: 9782067242913