5e quartier サンキエム・カルティエ、5区という意味だが、フランス語で内臓を指す言葉でもある。
屠殺した家畜を4つに切り分けた後に残る部分という意味で内臓全般を意味する。
今作はフランス西部、ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏にある内臓肉専門店、TRIPERIE FRANCAISE トリプリー・フランセーズのPascal Gonnord パスカル・ガノーと料理人のAlain Demouchy アラン・デモシーによる共著で牛、仔牛、豚、仔羊の内臓を使ったルセットが掲載されている。
常に料理に物語を求めるアランとフランス国内最高峰の品質を保つパスカルによる内臓料理は自由で創造的だ。
アミューズ・アントレ・プラと3つの章に分かれ、乳房のクロケットと脳のクロケット、フレーズ・ド・ヴォーのカルボナーラ、豚の内臓のシュークルートなど日本ではなかなかお目にかかれないルセットが掲載されている。
フランス料理の神髄とも言うべき巧みな内臓料理をぜひご覧頂きたい。
édition: editions sud ouest社
124ページ
フランス語
2019年刊行
サイズ:縦 25.5cm×横 20cm×幅 1.5cm
ISBN: 9782817706887