前作にあたる« La cuisine, c'est aussi de la chimie »がヒットしたArthur Le Caisne アルトゥール・ル・ケンヌ。
今回の書籍は彼が愛してやまない肉がテーマだ。この書籍もフランスで大ヒットを博し、日本を含む9か国で翻訳出版されている。
食肉の文化が根付いたフランスでは一人当たり年間約85kgの食肉を消費しているそう。
日本が約32kgなので倍以上の食肉を消費していることになる。
今作はそんな食肉についての秘密に迫ったもので、牛、豚、鶏、羊といった一般的によく食べられる肉について非常に詳しく解説している。
品種ごとの風味の違いから歴史や系譜、切り分け方からQ&Aという形で多くの疑問について解説されており、より深く肉について知ることができる。
またその他にも、どの各調理法が肉にどのように影響するのかといった科学的な側面からも肉の変化に迫っている。
レシピも掲載されているが、それ以外の部分も非常に興味深い1冊だ。
Édition: MARABOUT社
240ページ
フランス語
2017年
サイズ:縦 24cm×横 19cm×幅 2.5cm
ISBN: 9782501115308