偉大なシェフの小さな秘密と題された今作。
30年にも渡ってフードジャーナリストとして活躍するVéronique André ヴェロニク・アンドレによる書籍で、彼女が何より愛する新しい料理の出会いに満ちたものになっている。
掲載されている料理はどれも簡単に手に入る食材と、どの家庭にもある調理器具を使って作られる身近なものばかり。
しかしそのレシピを提供している68名のシェフの顔ぶれが凄い。
Mauro Colagreco マウロ・コラグレコ、Arnaud Lallement アルノー・ラルマン、Bernard & Mathiu Pacaud ベルナール&マチュー・パコー、Anne-Sophie Pic アンヌ=ソフィ・ピック、Yannick Alleéo ヤニック・アレノ、Christian Le Squer クリスチャン・ル・スケール、小林圭、Pierre Hermé ピエール・エルメ、Patrick Roger パトリック・ロジェなど多くの三ツ星シェフを含むフランスを代表するシェフ達がその名を連ねている。
シェフ達のポートレートと彼らの嗜好や人柄が分かる一問一答、そしてレシピが掲載されている。
前菜にはArnaud Donckel アルノー・ドンケルのシェーヴルチーズとプティポワのタルト ミントとレモンのコンフィ、メインはFrédéric Anton フレデリック・アントンの帆立とリンゴのジュ クルミのロースト、デザートにJean Sulpice ジャン・シュルピスのパン・ペルデュとハチミツと苺といった贅沢な組み合わせもできる。
偉大な料理人達のエスプリを感じられる1冊だ。
édition: hachette社
288ページ
フランス語
2021年刊行
サイズ:縦 27cm×横 21cm×幅 3cm
ISBN: 9782017138112