新しくパラス・ホテルに認定された事で話題となったLa Reserve Paris Hotel and Spa ラ・レゼルヴ・パリ・ホテル・アンド・スパ。
歴史あるホテルが名を連ねるパラスホテルの中で2015年にオープンした一際新しいホテルだ。
クラシックで洗練された内装はもちろん、自宅のように寛いでほしいというホスピタリティがあらゆるゲストの心をつかんでいる。
このホテルの強みの一つがJérôme Banctel ジェローム・バンクテル率いる二ツ星レストラン、Le Gabriel ル・ガブリエルだ。
出身はブルターニュ地域圏のRennes レンヌ。
かつてAlain Passard アラン・パッサールがキャリアをスタートさせたLe Duc d'Enghien デュック・ダンギャンやエッフェル塔のJules Verne ジュール・ヴェルヌなどで腕を磨いた後、l'Ambroisie ランブロワジーで勤務した。約8年間をl'Ambroisie ランブロワジーで過ごし、スーシェフとしてBernard Pacaud ベルナール・パコーの右腕を務めた。
2006年にはマドレーヌ寺院の近くにある名門レストラン、Senderens サンドランスのシェフを務め、2015年からLa Reserve Paris ラ・レゼルヴ・パリでシェフとしてチームを率いている。
彼曰く、彼の料理の特徴は多くの味を一つの料理に組み合わせすぎないことだそう。
一つ若しくは二つまでの風味で味を纏めることが重要だと語っている。また、日本へも何度も訪れており、それが彼の料理に大きな影響を与えているという。
今著では活気、官能、優しさ、明快、変化といった様々な感情をテーマに料理を作り上げている。
ルセットは約80点、伝統と創造、シンプルでありながらもオーセンティックな彼らしい料理が掲載されている。
喜びと情熱という彼の美食に対するヴィジョンが惜しみなく発揮された1冊だ。
édition: Flammarion社
324ページ
フランス語
2019年刊行
サイズ:縦 31.5cm×横 24cm×幅 4cm
ISBN: 978-2081486515